冬になると気になってくるのが肌の乾燥。
肌表面が粉っぽくなったり、ファンデのノリが悪くなったり…
忙しくて乾燥対策を後回しにしていると、老け肌の原因になってしまうことを知っていますか?
乾燥が引き起こす肌トラブルと、原因や対策についてまとめました。
放っておくのは絶対NG!乾燥が原因で老け顔に…!?

乾燥が引き起こす老け顔① シミ
シミといえば日焼けのイメージですが、実は乾燥することでも発生してしまいます!

肌表面には「バリア機能」という外部からの刺激から肌を守る力があります。
乾燥やターンオーバーの乱れによってバリア機能が低下してしまうと、
紫外線やアレルゲンが肌内部に入り込んでしまいます。
この刺激から肌を守るためにメラノサイトがメラニンを生成するため
肌が乾燥するとシミの原因になってしまうのです。
また、バリア機能が低下した肌は潤いを保つことができず
さらに乾燥が悪化する悪循環になってしまいます😱
乾燥が引き起こす老け顔② シワ
乾燥が引き起こす肌表面の細かい小ジワは、
年齢に関係なく20代でも発生します。

乾燥により角質という保湿を担う細胞が剥がれてしまうと
肌内部の潤いが逃げ出してしまって溝が生まれます。
この溝がシワなのです。
この小ジワを放置していると、やがて深いシワとして刻み込まれてしまい
簡単には消えなくなってしまいます!
そうならないためにも、乾燥対策をしてハリのある肌を保つようにしましょう!
肌の乾燥の原因とは?日常に潜む落とし穴
そもそも肌の乾燥の原因は何なのでしょうか?
実は湿度だけではなく、日常の習慣も乾燥肌の原因になることがあります!
乾燥の原因を見ていきましょう!
クレンジング

クレンジングのあと、肌がつっぱる感じになったことはないでしょうか?
クレンジングの洗浄力を重視する人は多いと思いますが、
洗浄力が強いということは、皮脂を落とす力も強いということ。
肌に必要な皮脂まで落としてしまうと、潤いが失われ乾燥肌の原因となります。
オイルタイプは洗浄力が高いため肌を乾燥させがちです。
また、シートタイプも刺激が強い成分が使われているので
日常使いではなく、忙しい日や旅行の時など限定的な使い方が安全です👌
紫外線

最新の研究で、紫外線A波(UV-A)が
肌の乾燥を引き起こす酵素を活性化することが分かってきました。
また、UV-Aは肌内部まで入り込み、
コラーゲンを作り出す細胞にダメージを与えてしまいます。
この厄介なUV-Aは一年を通して降り注ぎ、
ガラスを貫通して室内にも入ってくる紫外線のため冬でもUV対策は必要です。
エアコン
エアコンの暖房を使用すると、空気が乾燥するのを感じますよね。
なぜなら、空気の物理的な法則により、
気温を上げると相対的に湿度が下がってしまうからなのです。

例えば、室温13度、室温50%の状態でエアコンを使用して部屋を暖めると
室温が20度まで上がると、湿度は30%位まで下がってしまいます。
石油ストーブやガスファンヒーターは、燃料を燃焼する時に水蒸気が発生するので
室温を上げながら加湿でき、乾燥の心配はありません。
生活習慣

ターンオーバーとは肌の細胞が生まれ変わること。
これにより肌の美しさや健康は保たれています。
しかしこれの周期が、睡眠不足、ストレス、栄養不足、喫煙、便秘…等
さまざまな不調により乱れてしまうと、肌荒れの原因となります。
ターンオーバーが早まると、肌表面の層が十分に作られないため
バリア機能が低下し、乾燥を引き起こします。
ターンオーバーが遅くなった場合は、表皮が厚くなったり、
保湿成分の分泌が減少し、これも乾燥の原因になります。
加齢
年齢とともに、肌の保湿を保つ成分の分泌量は減っていきます。
これにより肌のバリア機能が弱まり、
肌内の水分をキープできなくなってしまいます。
肌の乾燥対策は?
肌の乾燥の原因は意外なところにも潜んでいましたね。
原因が様々ということは、色々な面から対策も可能ということ!
原因別に乾燥対策を確認してみましょう!

乾燥対策の基本|保湿スキンケア
洗顔や入浴後には、洗う前よりも乾燥しやすい状態になっています。
洗った後にはすぐに保湿を心がけましょう!

保湿ケアの順序
保湿ケアはその順序がとても大切。
正しい順序で潤いをキープしましょう。
- STEP1化粧水
肌に水分を与える役割。
限度はありますがたっぷり使えるようコスパも重要です。 - STEP2乳液
乳液にも水分を与える効果はありますが、
油分が含まれているので、化粧水で与えた水分の蒸発を防ぎます。 - STEP3クリーム
乾燥が特に気になる人は仕上げにクリームで肌の潤いにフタを!
乳液よりも油分が多く、長時間潤いをキープできます。
ベタつきが気になるときは軽くティッシュオフを。
日中の保湿ケア
メイクの上から保湿できるアイテムも人気があります。
乾燥した室内に長時間いる時など、日中に乾燥が気になるときは保湿ブーストを!

ミスト化粧水は手軽ですが、かえって乾燥を招くので注意!
ジェルや乳液タイプを選ぶのがベター👍
クレンジングは洗浄力に気をつけて

オイルタイプは洗浄力が高いですが、その分油脂を洗い流す力も強いので、
乾燥が気になる時には使用しない方がよいでしょう。
クリームやミルクタイプなどは洗浄力は低めですが、
皮脂を洗い流しすぎることなく、洗い上がりもしっとり。
ナチュラルメイクなのに洗浄力の高いオイルを使っているのは肌への負担が増加!
自分のメイクと肌質に合わせてクレンジングを選びましょう!
タイプ | 洗浄力=肌への負担 | メイクタイプ | おすすめ肌質 |
---|---|---|---|
オイル | かなり強い | しっかり | オイリー肌 |
シート | 強い | しっかり | オイリー肌 |
リキッド | 強い | しっかり | オイリー肌 |
ジェル | 中 | しっかり〜ナチュラル | オイリー肌 |
バーム | 中 | しっかり〜ナチュラル | 乾燥肌 |
クリーム | 低め | ナチュラル | 乾燥肌、敏感肌 |
ミルク | 低い | ナチュラル | 乾燥肌、敏感肌 |

W洗顔不要タイプの方が肌への負担を減らせるので
選ぶ時にはチェックしましょう✅
エアコンと加湿はセットで

エアコンで下がってしまった湿度対策にはやはり加湿器が効果的。
快適な湿度は40〜60%とされています。
加湿器を使う他に、手軽に加湿できる方法も色々あります。

室内の湿度が上がると体感温度も上がるので
あたたかく過ごすことができますよ❣
紫外線対策は冬でもマスト!
紫外線は一年を通して降り注ぎます。
シミやシワは紫外線のダメージが蓄積されて発生します。
冬でも紫外線対策は怠れません!

通勤・通学・買い物など日常生活では、
SPF10~20・PA++程度の日焼け止めがおすすめです。
ウィンタースポーツはSPF30・PA+++以上の方が安心です。
一年通して日焼け止めを塗ることを習慣づけましょう!
まとめ
肌荒れだけでなく、シミやシワにまでつながる恐ろしい乾燥。
毎日の色々な工夫で保湿を続けていきましょう!