実はたくさんあるシミの種類
前回はシミの原因と発生するメカニズムについて学びましたが、
今回はシミの種類について詳しくみていきましょう!
一言にシミと言っても、シミの色や形が違うように
発生する原因も治し方も様々です。
自分の消したいシミがどの種類なのかが分かれば
消し方、治し方もはっきりします!
自宅でシミを消したり薄くしたりできるタイプのシミもあるので
ご自分のシミがどれなのか、探してみてくださいね。
シミと言ったら大体これ!「老人性色素斑」

シミといえばその大半が「老人性色素斑」なんです。
「老人性」と名付けられていますが、早い人は20代でも発生します。
一度できると年月とともにどんどん濃くなっていくので、早めの対処がおすすめです!
老人性色素斑の原因

長年浴びた紫外線ダメージが蓄積された結果シミとなって表れます。
30代あたりからシミが出てくるのは、加齢によって肌の代謝が低下し
生成されたメラニンを排出しきれずにそれが色素沈着してしまうからです。
その上、シミができた部分はメラニンを過剰に生成するようになるので、
排出できないメラニンがどんどん溜まっていきシミが濃くなっていってしまいます。
老人性色素斑の対処法
老人性色素斑は紫外線が原因なので、まずはなんといっても日焼けをしないことが大事です。
予防だけでなく、今あるシミを濃くしないためにも紫外線対策は重要です。
紫外線対策をした上で、シミを薄くするためには肌のターンオーバーを促進を目指しましょう。

ビタミンCはメラニン色素を薄くしたり、メラニン生成を抑制するなどの美白効果があります。
しかも安全なビタミンなのでサプリ等で補給するのがオススメです!
他には、トラネキサム酸やL-システインが配合されたサプリも人気です。
ただし、サプリで摂取した成分は、
体のあちこちで利用されるのでシミに働きかけるのはごくわずか。
なので、直接肌に塗った方がシミに対する効果は高くなります!
しかしだからと言って安易にビタミンCを塗ってはいけません!
普通のビタミンCを塗って紫外線を浴びると、そこが逆にシミになってしまうのです😱
肌に塗る場合は「ビタミンC誘導体」という成分の入った美容液などを使うと安全で効果的です。
医療機関では、ハイドロキノンやトレチノインを使用しますが、
効果には個人差が非常に大きく、痛みが出ることもあるそうです😰
顔の広範囲にモヤモヤあらわれる「肝斑」

肝斑は、左右対称に両頬に発生する薄茶色のシミで、
モヤモヤと広範囲に広がっていきます。
下まぶたなど、目の周りには発生しないことが特徴です。
女性特有のシミと言われますが、稀に男性も発症します。
肝斑の原因

肝斑は女性ホルモンバランスの変化が主な原因とされ、
妊娠やピルの服用で発生することがあります。
女性ホルモンのバランスが乱れやすい更年期や、
ストレスでも発生することがあります。
閉経後は薄くなったり消えることが多いです。
肝斑は強い刺激で悪化するため、日焼けは勿論、
無理な洗顔やマッサージなどの摩擦で悪化してしまいます。
肝斑の対処法
肝斑は治りにくいシミとされていますが、
内服薬だけで治ることがあります。
トラネキサム酸やビタミンCは、市販のサプリもあるので
まずはここから試してみるのも良いと思います😊
直接肌に塗って治すものには、
ハイドロキノンクリームやトレチノインなどがあります。
これは医療品なので、医療機関で処方してもらう必要があります。

また、肝斑にもビタミンC誘導体は有効です✨
こちらは市販でも手に入ります!
肝斑は刺激で悪化してしまうため、
通常のシミ用レーザー治療ではかえって濃くなってしまう厄介なシミです。
ですので、内服薬と外用薬を併用して治療していくことが安全で一般的です。
肌が傷ついた後に残る「炎症後色素沈着」

炎症後色素沈着は、ニキビ、傷、虫刺され、かぶれなど、
炎症を起こしたあとに色素が残ってしまいできるシミです。
また日常的に長時間、強い紫外線を浴びることで後日発症することがあります。
炎症後色素沈着の原因

ニキビなど炎症のあと
傷や虫刺されなどで炎症が起きると、肌内部ではメラニンが生成されます。
そのメラニンが、肌のターンオーバーで排出しきれずに残ってしまうと
シミとして出現します。
通常は肌の代謝機能により徐々に薄くなりますが、
炎症が悪化してしまった場合にはシミが長期間残ることがあります。
摩擦
ニキビや傷に刺激を与え続けていると治りが遅くなり、
その後の色素沈着が消えるまでに時間がかかってしまいます。
気になっても触らないようにしましょう!
ムダ毛処理も
ムダ毛処理を続けていると肌が黒ずんでいくのも、
毛穴の周りで慢性的に炎症が起きていることが原因です。
炎症後色素沈着の対処法

通常は炎症が治まった後、半年以内か長くても1年以内には自然に消えていきますが、
傷の規模や、その後のケアによってはそれ以上残ることもあります。
早く治すためには、ビタミンCやトラネキサム酸の摂取、
ハイドロキノンやトレチノインなどの外用薬の使用する方法があります。
これにより、肌の代謝を促進してメラニンを排出することで
早くシミを消すことができます。
炎症を起こした部分は色素沈着しやすい状態なので、
日焼け止めや日傘など日焼け対策も同時に行っていきましょう。
幼少から発生する「そばかす」

小さな薄茶色の斑点が両頬から鼻にかけて帯状に広がります。
肝斑と見た目が似ていますが、肝斑は鼻に発生することは少ないので
鼻に斑点があるかが判断基準の一つとなります。
正式には雀卵斑(じゃくらんはん)という名前です。
そばかすの原因

そばかすは遺伝が主な原因です。
幼児のころに出来始め、思春期の頃に顕著になります。
その後はだんだんと薄くなっていきます。
遺伝以外に、紫外線ダメージで濃くなるため、
春夏は目立ち、秋冬は薄くなる傾向があります。
そばかすの対処法

そばかすの悪化を防ぐには、日焼け対策が非常に大切です。
レーザー治療が効果的で、比較的綺麗に治すことができるそうです。
併せてビタミンCを摂取し、ハイドロキノンやトレチノインを使い、
内側と外側から薄くしていきます。
そばかすは子供の頃から発生しますが、レーザー治療は肌へ負担が大きいため、
そばかすのピークである思春期を過ぎてからの治療が勧められています。
まとめ
他にもシミの種類はありますが、この4種類のシミが主なものとなります。
さらに言えば、「老人性色素斑」と「肝斑」がシミ悩みの9割なのだそう!
そしてどのシミにも「ビタミンC」を摂取することは効果的なんです!

ビタミンCは摂りすぎた分は体外に排出されますし、
シミ以外にもお肌の調子を良くする成分なので
積極的に摂取していきたいですね
自宅でできるシミ消しセルフケアも色々あるので
別の記事でご紹介したいと思います😉
いっしょにシミ消しがんばりましょう〜!