マスク生活で迎える夏も2年目に突入しました。
そんな中、シミが増えたと感じたことはないでしょうか?
マスクで顔が隠れているにもかかわらず、シミを気にする人が今急増しています。
シミが増えた原因はマスクにあるのでしょうか?
今回は、マスクとシミの関係性を追っていきたいと思います。
マスクでシミができる原因は…?
一見、マスクで日除けや保湿はできているように思えますが
実はシミの原因だらけ。
なぜマスクでシミが増えてしまうのか、
マスクが肌へ与えるダメージを解説します。
マスクでシミが増える原因①摩擦

マスクが原因で増えるシミで最も気付きやすいのは目の下。頬骨のあたりです。
ここはまさにマスクが常に触れている部分。
喋る時はもちろん、着け外しのときにも肌に摩擦のダメージが。
顔との隙間をなくすためのノーズワイヤーも、肌にとっては負担に。
このようにして摩擦でダメージを受けると、
肌を守ろうとしてシミの元となるメラニンがどんどん生成されてしまいます!
マスクでシミが増える原因②バリア機能の低下

梅雨、そして夏が近づくと辛くなってくるのがマスク内の蒸れ。
私たち自身も息苦しいですが、マスクの内側の肌も苦しめられています。
マスク着用中にはマスク内の温度と湿度が一時的に急上昇。
そして外すと一気に下がります。
季節の変わり目には寒暖差により肌荒れが起きやすいものですが
マスクの中では短時間でこの寒暖差が起きています。
これが肌のバリア機能を低下させてしまうんです。

バリア機能が弱まった肌は、水分をキープできなくなり乾燥肌に。
マスクで蒸れているから保湿はできているように感じますが
実は肌の内部は乾燥状態にあるのです…!
乾燥は、肌のターンオーバーを乱してしまいます。
するとシミの原因となる黒色メラニンが肌に留まる時間が増えて色素沈着に…。
結果シミを引き起こしてしまうのです。
マスクでシミが増える原因③日焼け
マスクで顔が隠れているからと、日焼け止めをサボりがちになっていませんか?
感染予防の効果が高い不織布のマスクはですが、紫外線を防ぐことはできません。

何もつけていない肌での紫外線カット率を0%とすると、
不織布マスクの紫外線カット率は80%。
高いような気がしますが、
SPF50+・PA++++の日焼け止めの紫外線カット率は98%以上です。
日焼け止めを塗っていれば防げる残りの20%の紫外線を
浴びてしまっていることになります!
また、紫外線(UVA)は窓ガラスを通過するので室内にいても油断はできません。
自粛中、ステイホーム中も日焼け止めはマストです!
マスク生活でのシミ対策
マスクによるシミは複数の原因から発生しているのですね。
これは一筋縄ではいかない予感…。
ひとつひとつ対策方法をご紹介しますのでチェックしてくださいね🌸
摩擦対策にはまず正しいマスク選びを

摩擦が起きる原因の一つはマスクが顔に合っていないこと。
喋るときに動いたり、だんだん鼻が出てきてしまうのはサイズが合っていないのです。
しっかり自分の顔にフィットするものを選びましょう。
マスクの形状
立体タイプは顔に触れる部分を少なくできるのでオススメです。
蛇腹になっているタイプは、顔に当たらないよう立体的に広げてふわっと装着してください。
マスクの素材
吸湿性に優れているもの、肌触りが柔らかいものが肌に優しい素材です。
シルク素材やコットン100%などを選んでみてください。
中には抗菌効果のあるマスクもありますが、この抗菌成分が肌には負担となってしまいます!
敏感肌の人は注意してくださいね。
マスクから肌を守るためのスキンケア

マスクで弱った肌にはなるべく刺激の少ない成分のスキンケア用品を選びましょう。
パラベンフリー、アルコールフリーなど、無添加で低刺激のものがオススメ。
しっかり潤いをキープするために化粧水・乳液だけでなく、クリームまで塗ると良いですよ。
摩擦も日焼けも肌の炎症となりますので、
抗炎症、抗酸化の作用があるビタミンCを配合したスキンケアを意識してみてください。
スキンケア成分を守るベースメイク

マスクで隠れるから顔半分はベースメイクをしない、
塗ってもマスクにくっつくからベースメイクはやめた、
そんな人も多いのではないでしょうか。
実はマスク着用時こそベースメイクをした方がいいのです!
マスクを外したときにファンデーションが内側につくように
乳液やクリームなどのスキンケアもマスクについて擦れ落ちてしまいます。
そうすると当然肌は無防備な状態に!

しかしベースメイクをしていればマスクにつくのはまず外側のベースメイク。
スキンケア成分は肌へ残ります。
肌を無防備にしないためにもマスク着用中もベースメイクをすることが
肌を守ることにつながります。
マスクを汚したくないという方は、
白系のフェイスパウダーなどを使用してみてくださいね🌸
シミ予防の基本、日焼け止めはしっかり重ね塗り

鼻や頬骨は顔の中でも高さがあるので、もともと日焼けをしやすい箇所。
そこへマスクの摩擦で日焼け止めが落ちてしまい、
さらに日焼けしやすくなってしまうのです。
マスクの端から耳までの顔の横面も、鏡では見えにくく塗り忘れしやすい部分。
さらにフェイスラインも見落としがち!
マスクの下の部分が常に擦れているので日焼け止めが落ちやすい箇所です。
これらの部分には、日焼け止めを重ね塗りをしておくとベター。

マスクに触れている部分は擦れて落ちてしまうので
塗り直しを忘れないようにしましょう!
メイクの上から日焼け止めを塗るのは難しいので、
UV効果のあるフェイスパウダーやファンデーションを重ねると
メイク直しにもなり一石二鳥です。
まとめ
これからもマスク生活は続きそうです。
スキンケアや日焼け止めはコロナ以前よりも念入りに行うよう心がけましょう!
マスクを外せる日が来ても念入りなスキンケアを続けられたらベストですね。
できることからシミ対策を始めてみてください🌸